眼鏡界の回し者でもなんでもない眼鏡オタクオタクが選んだ2022年おすすめの眼鏡ブランドをリストアップします。
私個人の備忘録的な意味合いが強いため、世の全ブランドを精査したりすべてを実際に試着したわけではありません。
ですがなるべく主観を入れず、かつ2022年の新作が良かったブランドを選んだつもりです。
また、日本の量販店やセレクトショップで買えるかよく分からない(場合によっては個人輸入する必要がある)眼鏡が含まれている場合があります。
MASAHIRO MARUYAMA
「なるべく主観は入れず」とか言っておきながらいきなりアシンメトリーフレーム。
日本のブランドで、名前の通りマサヒロマルヤマ氏がデザインを手掛けているブランドです。
Unfinished Art / 未完成のアート というのがコンセプトで、上記新作以外もどこか欠けていたりツギハギに見えるようなデザインの眼鏡を多く手掛けています。
眼鏡というのは言ってしまえばただの医療機器で、人間の欠けてしまった視力を底上げするための矯正具です。
なのでこのコンセプトはある意味人間らしい眼鏡と言えるかもしれません。
私個人的にも今年購入を検討しているブランドの一つです。
- 本当に狙っているシリーズ名は開示しませんが……
ic! berlin
アイスバーンではなくアイシー!ベルリンです。名前の通りドイツ製です。
私の感覚では割と有名なブランドで、入手難易度もかなり低いはずですが皆様は知っていましたでしょうか?
ドイツのブランドはあまり派手にせず遊び心を入れるところが多いイメージで、ここも基本形状の金属フレームに差し色で個性を入れる眼鏡を多くデザインしています。
上記の新作も別カラーで大人しい配色のものもラインナップされているため、ビジネス用途でも問題なく使えると思います。
あと日本限定フレームもいくつか製造しており、個人的にDragon Boatがちょっと気になります。
J.F.REY
個人的に好きなフランスのブランドです。
コジマプロダクションとのコラボシリーズで最近知名度が上がっている気がします。
今年は以下のような四角・丸のアシンメトリーフレームをかなり推しているようで非眼鏡オタクの方には勧めづらかったのですが、上のシリーズは王道アンダーリムで眼鏡沼への第一歩としては非常に良さそうです。
- 完全に余談ですが、私の眼鏡沼1本目はNA UND?のアンダーリムでした
- J.F.REYの所有モデルも一応アンダーリムっぽいですが、現役で使い続けてる関係でモデル名は伏せます
ここに限らずフランスのメーカーは色彩豊かで、週末用眼鏡を考えている方には非常におすすめです。
Bros Japan
日本のブランドです。調べるまで知りませんでしたが元々は米アメリカンオプティカルの日本代理店として創業したそうです。
このリバイバルエディションは職人の手作りの時代の復刻モデルとなっており、余計なことはせず室で勝負する気概が見えます。
どちらかというと少し年齢層が高い人が好むデザインが多いですが、クラシックなモデルを探している方であれば老若男女問わずおすすめできます。
ちなみに私がこのブランドを知ったきっかけはP-501という漆塗りのモデルで、ある意味で奇抜にもかかわらず非常にシックに仕上がっておりこちらも良さそうです。
RIGARDS
多分フランスのブランドです。
あんまり追っていないブランドでしたが、上記モデルがiOFT2022 日本メガネ大賞 を獲っていたほか1年ほど前から眼鏡界隈で名が浸透してきているようです。
サイトを見る限りはどちらかというとサングラスの方を得意としているようで、サイバーパンクを思わせるデザインのものも多いようです。
個人的に(普段遣いできるかはともかく)RG1911CUが気になりました。
RG0161ZCLEは中国の芸術家ZIGGY CHENとのコラボモデルで、漆塗りが施されています。
余談ですが、本モデルのような木製のほか水牛の角、べっ甲のような天然素材のモデルの場合、加工時の破損リスクがある関係で街の眼鏡屋ではレンズ交換等の調整を断られてしまう可能性が非常に高いです。
本モデルは国内100本限定で在庫も少なそうですが、だからといって慌てて通販で買ってしまうと後で苦労することになるのでお気をつけください。
- 私も鯖江の眼鏡工房Rootsで竹製の眼鏡を購入したときにレンズ交換断られまくって5件ぐらい回る羽目になった
Sabine Be
フランスのブランドです。
有名なブランドのみを紹介しててもあまり参考にならないと思うので、Pintarestを巡回していて見つけたまだ日本での知名度があまり無いと思われるこちらのブランドも含めておきます。
個性的なフレーム形状、原色多めのカラフルなデザイン、特徴的なテンプルエンド、どこを取ってもかなり強烈な印象を残します。
人前でパフォーマンスするような方はこのブランドの眼鏡をかけると「派手な眼鏡の人」って覚えて貰えやすいと思います。
サイトを見る限り、西新宿の誠眼鏡店でのみ取り扱いがあるようです。
このブランドは他にも服飾やアクセサリーも扱っているようですが、そちらはあまり詳しくないので気になる方はサイトからチェックしてみてください。
いい眼鏡を買うということ
最初の方でも書いた通り、眼鏡は「医療機器」です。
また身近な医療機器として、コンタクトレンズやメガネ、補聴器、さらには血圧計、歯に被せる金属、マッサージ器なども存在し、必ずしも実生活に縁遠いものではなくなってきました。
視力の低下という状態異常に対して、適切な位置に適切な角度で配置された外部のレンズによって矯正を行うのが眼鏡です。
いくらレンズを眼の状態に合わせてもそれが変な位置にあると効果が出ないどころか余計な負荷の原因となります。
一般にいい眼鏡 (だいたい3万円以上) というのはデザインだけでなくそういった配置や堅牢性、調整のしやすさと言った点で優れています。
それを量販店の安い眼鏡で済ませてしまうのはリスクがある……とまでは言いませんが、初めていい眼鏡屋で購入してフレームの調整をしてもらうと量販店との精度の差に驚くと思います。
また、ファッションとして見た場合、眼鏡はアクセサリー類の中で唯一顔の真ん中で最も人の目に触れる場所に装着されます。
最近でこそマスクも顔の中央に君臨していますが、顔の半分が隠れることによって目の周辺はより注目されることになりました。
服は同じものを毎日着られないですが、眼鏡は理論上は毎日一生使えます。
それで一番目立つところに装着するのですから、眼鏡への投資はファッション関係で一番コスパがいいと言っても過言では無いでしょう。
- 実際にはレンズの劣化や眼鏡自体の故障によりメンテナンス費用がかかる
つまり何が言いたいかというと、みんな1本ぐらいいい眼鏡買おうぜ!!!ってことでした。
せっかく視力と引き換えに眼鏡をかけられる権利を得たのに、コンタクトレンズを常用したり安い眼鏡で済ませるのは非常に勿体ないです。
まずは量販店でない街の眼鏡屋(セレクトショップ)に行って色々見てみましょう。
という、眼鏡界と何の関係もない人間による眼鏡プロパガンダでした。